増えてます。“お酒ゼロ”でも肝臓の数値が悪…
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変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、骨同士がこすれ合うことで痛みや可動域制限が起こる疾患です。進行性の病気で、初期は軽い違和感から始まり、進むにつれて日常生活に大きな支障が出るようになります。それでは、主な原因について説明していきます。
発育性股関節形成不全や臼蓋形成不全など、生まれつき股関節が浅い構造だと、軟骨への負担が大きくなり変形が進みやすくなります。
年齢とともに股関節の軟骨は弾力を失い、摩耗していきます。これにより骨同士が直接当たり、炎症や変形を引き起こします。
長時間の立ち仕事や重い荷物の持ち運び、激しいスポーツなどによって股関節に繰り返し負担がかかると、変形性股関節症を発症しやすくなります。
体重が重いと股関節への負担が増え、軟骨のすり減りが加速します。特に体重増加とともに症状が悪化する傾向があります。
家族歴や骨格の特徴により発症リスクが高まることがあります。特に女性に多いのも特徴のひとつです。

変形性股関節症の症状は、股関節の軟骨がすり減り炎症が起こることで痛みや動かしづらさが生じるのが特徴です。初期から進行期にかけて症状が変化していきます。それでは、主な症状について説明していきます。
起き上がりや立ち上がり、歩き始めに股関節が痛むことがあります。しばらく動いていると痛みが軽くなる場合もあります。
正座やあぐら、靴下を履く動作などで股関節の動きが制限され、日常生活に不便を感じます。
長時間の歩行で股関節や太ももの付け根が痛み、びっこを引くように歩く(跛行)が出てくることがあります。
股関節を動かすと「ゴリゴリ」「コツコツ」と音や違和感を感じることがあります。これは軟骨がすり減り、骨同士が接触しているサインです。
進行すると安静時でも痛みが出たり、夜寝ているときに股関節が痛んで眠れなくなることもあります。